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Channel: 日テレNEWS24キャスター日記
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マリー・アントワネット展@森アーツセンターギャラリー

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来年2月26日まで六本木ヒルズ森タワー52階で行われている 《マリー・アントワネット展》へ行って来ました! 201611212.jpg 私がマリー・アントワネットに出会ったのは高校生の頃だったかと。 遠藤周作さんの本でした。 もちろんそれ以前から彼女の存在は知っていましたが、 本を読んでより空想を広げたことを覚えています。 今回行われている展覧会は、マリー・アントワネットに焦点を絞った 濃い内容となっていて、14歳の輿入れから37歳で死刑になるまでを 沢山の貴重な絵画や遺品で振り返ります。 展覧会では珍しく写真撮影を許されていたのが、ヴェルサイユ宮殿の中で マリー・アントワネットがプライベート空間として作らせた3室の内の1室の 原寸大再現空間。彼女の居室です。 201611213.jpg 4度の出産を経験するマリー・アントワネットですが、最初のお産は慣例により 公開で行われたそうで、お産する室内に大勢の人が詰めかけ、マリー・アントワネットは 酸欠で気を失うハプニングもあったのだとか。 そんなエピソードからも日頃彼女がくつろげるプライベートは非常に限られたものだった のではと想像できます。居室は彼女が心穏やかに過ごせる貴重な場所であったに違い ありません。 その他にもプロジェクションマッピングで再現された「王妃の図書室」では、窓が開き、 風が吹き込み、日が落ちて暖炉に灯がともり、窓の外には満月が覗きます。 まるで実際その部屋で時間を過ごして居るような感覚に誘われる不思議な体験をしま した。 贅を尽くされた数々の調度品はもちろんのこと、死を目前にして投獄されていたころに 身につけていた質素な肌着と靴に至るまで見応えがありました。 この時代、この身分、この運命の中で、彼女がどんなことを思い生きていたのかを考え ながら展覧会を観ていたら、また改めて遠藤周作さんの本「王妃マリー・アントワネット」を 読み返してみたくなりました。 さて、食い入るように展覧会を観たあとは、、、お腹が空きます! フランスの空気にどっぷりつかったので、安易に〝洋食〟となりそうですが、 逆に揺り戻し? 201611214.jpg 世界に誇る和食〝お寿司〟をチョイス! そしてマリー・アントワネットより過去に遡ること室町時代から480年の歴史がある、 和菓子の老舗〝虎屋さん〟のカフェでお抹茶と甘味(^-^)!! まさに、「芸術の秋」と「食欲の秋」を一度に満喫し、身も心も満足する有意義な一日となりました♪ 〝行楽の秋〟遠出は難しいかな・・・ と言う方は、遠くフランスへ思いを馳せる美術鑑賞はいかがですか?

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